ビジネスの基本は消費者がたくさんいる場所でサービスなり商品を提供することである。この基本に従えば過疎地ではビジネスは成り立たないことになる。
ところが、あえて過疎地に出店する企業もある。彼らに共通しているのは地元密着の非拡大路線。そこが旧来型ビジネスと大きく異る。
◆「農村が都市を包囲する」戦略
古くはイオンやヤマダ電機も地方から全国制覇を成し遂げた企業であり、彼らに共通しているのは「ルーラル出店」。ルーラルとは田園とか農村という意味で、アーバンの対義語である。
それまでの立地はアーバン戦略で、人が多く集まる都心部に出店するのが常識で、いかにいい立地を押さえるかで勝敗が決まった。
当時、この戦略で売り上げを伸ばしていたのがダイエーやベスト電器だったが、いまはともに見る影もない。ダイエーはかつては相手にさえしていなかったイオンの子会社になり、ベスト電器もヤマダ電機の軍門に降り、いまや細々と生きている感じだ。両社ともに市場から社名が消えるのはそう遠くない先だろう。
逆に出店コストが嵩むアーバンを避け、ルーラルに出店して行ったのがイオンやヤマダ電機
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◆中堅グループの合併・資本提携が加速
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◆過疎地に出店する「つるや」
経済成長時代の企業戦略は拡大路線でよかったが、高齢化社会になると市場はいやが上にも縮小していく。それでも拡大路線を取り続けるためには、市場を国外、なかでも成長著しい新興国に求めるほかない。そして多くの企業がその方向に舵を切っている。「地産地消」「二酸化炭素排出削減」という言葉はすでに葬り去られているような感さえあるが。
そうした動きの中で、あえて地方、それも限られた地域にしか出店していない企業がある
(略)
◆地方でも長時間営業が可能
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◆イートインと手作り料理が成功
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◆地方に移住、介護ビジネス起業
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◆地方のニーズを商品化する
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