
B級グルメがブームだ。
そこで今度、中国自動車道を走った時は蒜山焼きそばを食べてみようと思っていた。
蒜山焼きそばは今年の「B1グランプリ」に初出場し2位に輝いた岡山県蒜山地方のB級グルメだ。
広島県から岡山県に入った最初のサービスエリア、大佐SAで蒜山焼きそばを食べよとしたが、大佐SAのレストランにはホルモンうどんはあったが、蒜山焼きそばはなかった。
仕方なく次のPA、真庭PAまで走った。
普通PAにはレストラン類はないが、真庭PAはレストランがあると表示されていたからだ。
真庭PAに着きレストランに入ると、あった。
食券を買う場所の横に「ホルモンうどん」と「蒜山焼きそば」がお薦め商品と大きく表示されているではないか。
早速、650円を払って蒜山焼きそばを注文。
出てきたのがこれ(写真)。
蒜山焼きそばの特徴を尋ねると「鶏肉を使っていることと、味噌ダレ」と教えてくれた。
一般的に焼きそばに入っている肉は牛肉か豚肉。
それを蒜山地方では鶏肉を使って焼きそばを作ったようだ。
タレも普通、ソース味が多いが、蒜山焼きそばは味噌ダレで少し甘く仕上げている。
そしてニンニクたっぷり。
食べた感じはあっさりしていておいしかった。
今回の「B1グランプリ」には蒜山焼きそばと津山のホルモンうどんが2位、3位と岡山勢が占めた。
両者に共通しているのは共に山陰に接する県北の地ということ。
歴史的に見ても、瀬戸内側と違い貧しい地方である。
そういう地方だから牛肉や豚肉はぜいたく品で、安いホルモンや鶏肉を使っていたのだろう。
そういう意味では本当に「B級グルメ」。
個人的にはホルモンうどんより蒜山焼きそばの方が口に合っていた。
